バッハの旅

カフェ・バッハグループの珈琲屋をめぐるブログです

Vol.4 「心を流れゆく穏やかな時間」

皆さん、こんにちは。zawashochan58です。

 

3月最終日、いよいよ新年度を迎えますね!春から学生の方や新社会人の方は、新年度に向けた準備はできましたか。

 

新しい場所と新しい時間、そして新しいブレンドのコーヒーも生みだされていくこの頃です。

 

今回のバッハの旅では東京都中央区日本橋箱崎町にある「CAFFE CALMO」をご紹介します。

 

お店の名前の「CALMO」とは、イタリア語で「穏やかな」という意味があるそうです。マスターは、コーヒーを媒介としてお客様とともに穏やかな時間を過ごしたいという想いで上記のように名付けたそうです。

 

今回のブログのタイトルも、心から穏やかに過ごせる美味しいコーヒーのお店、という意味合いでつけさせていただきました。

 

今回のお店は、最寄り駅が東京メトロ半蔵門線水天宮前駅です。これまで紹介したお店は閑静な住宅街の中にあったので、今回は結構な町中にあるお店です。

店内はモダンな雰囲気で、少し海外っぽさも感じられるオシャレな空間となっています。

 

定番ブレンドは、「カルモブレンド(中深煎り)」です。

絶妙な豆のコクと、スッキリした後味のあるブレンドです。薫りも深みとスッキリさを感じられ、透明感があります。

また、こちらのお店では自家製のトーストもいただけます。コーヒーとサラダとセットでも注文でき、コーヒーとトーストを味わいながら穏やかな時間を過ごすことができます。トーストがめちゃくちゃ美味しくて、カルモブレンドとの相性も抜群でした!

他にも、ホットケーキやアイスクリーム、ピザトーストなども販売しておりフードメニューが充実しています。

 

マスターは15歳のころに喫茶店で働き始め、その後大手珈琲店での商品開発にも携わり、40年以上のコーヒーの世界での経験をもとに2011年に「CAFFE CALMO」をオープンなさったそうです。

さらに、多くの方によりコーヒーを好きになってもらいたいという想いもあり、お店で定期的なコーヒーセミナーも開催していらっしゃいます。(また、都内の専門学校で講師も務めていらっしゃるそうです。)

以前、私も「手焼き焙煎セミナー」に参加させていただきコーヒー豆の知識を学ぶとともに、焙煎の面白さを知るきっかけとなりました。(写真は焙煎セミナーでの焙煎中と焙煎後の豆の様子です。)

 

コーヒーによって癒しや穏やかな時間をもらえるだけでなく、コーヒーのことをもっと深く知ることができる素敵なお店です。是非一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

次回は、神奈川県横浜市中区根岸にある「カフェハンズ」を紹介します。

 

参考:「CAFFE CALMO」公式ホームページ

https://caffecalmo.shopinfo.jp/

 

 

 

Vol.3 「縁と縁を繋ぐ交差点」

皆さんこんにちは。zawashochan58です。

 

近所では少しずつ桜が咲き始めています。また卒業式や忘年会なども行われ、それぞれの場所での別れが感じられるこの頃です。

 

しかし、別れがあるとともに新たな場所での新しい出会いもあります。コーヒーも人と人とを繋ぐ飲み物で、私自身もコーヒーによってたくさんの新たな出会いがありました。

 

さて、今回のバッハの旅では東京都足立区保木間にある「north node coffee」をご紹介します。

 

お店の名前の「north node」は、太陽の軌道である黄道と月の軌道である白道の交差する北側の点を示します。マスターはコーヒーを通じて縁を結び、地域社会へ貢献できる店にしたいという想いから上記の様に名付けたそうです。

 

今回のブログのタイトルも、コーヒーを通じた新たな出会い、関係を築くことができるお店、という意味合いでつけさせていただきました。

 

お店は、住宅の一部屋を珈琲店にデザインしたコンパクトな店内となっております。

 

定番ブレンドは、「ノースノードブレンド(中深煎り)」です。

今回は、豆の薫りと苦みが非常に強いブレンドで豆の奥深さを感じられるブレンドです。また、マスターご自身も「バッハグループの中でも濃い、深いブレンドです。」と仰っていました。

Vol.1の「アランチャートブレンド」とよく似た味わいでしたが、個人的にはそれよりも酸味が弱く、苦みが増しているブレンドと感じました。

深煎り好きの私にとっては、非常に好みのコーヒーでした。

さらに、サービスで「タンザニア AA アサンテ(中深煎り)」も頂きました。少し酸味が強めで、コクのある味わいでした。こちらも美味しかった。

 

マスターはもともと会社員をやられていましたが、働きながら独学で12年間焙煎技術を学び、その後会社を辞めお店の開店に至ったそうです。

マスター曰く、「趣味を仕事にしたかった。今は、毎日趣味(仕事)に全力を注ぐことができるから本当に楽しい」とのこと。

 

また、お店に来店したお客様と話すのもお好きだそうで、私にも様々な話題を出していただいて、楽しい時間を提供して頂きました。特に、前述の「趣味を仕事にした」ということに関しては私も深く考えさせられるような話題でした。

すなわち、「人生とは何か?」ということを考えることができる非常に貴重な時間となりました。

 

人と人との出会い、そして人生、そんなキーワードに触れることができるお店です。是非一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

次回は、東京都中央区箱崎町にある「CAFFE CALMO」を紹介します。

 

参考:「north node coffee」公式ホームページ

https://northnode.base.shop/

Vol.2 「豆の薫りと旋律が生み出す調和」

皆さんこんにちは、zawashochan58です。

 

春真っ盛り、温かい陽の射す日も多くなってきました。

温かくて天気のいい日には、外で飲むコーヒーが美味しいんですよね。

 

さて、今回のバッハの旅では神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰にある「陽のあたる道」をご紹介します。

こちらのお店も、カフェ・バッハグループの1つで自家焙煎の珈琲屋となっております。

 

お店の名前の「陽のあたる道」は、お店のマスターがフォークソングである「陽のあたる道(高石ともやとザ・ナターシャセブン)」からとって名付けたそうです。

マスターはもともと前述の様なフォークソングがお好きで、こちらのお店ではコーヒーを飲めるだけでなくフォークソングをメインとした「小さな音楽会」が定期的に開催されています。(写真は、先日私が参加させていただいた回の様子です。)

今回のブログのタイトルは、美味しいコーヒーと音楽が楽しめるお店、という意味合いでつけさせていただきました。

 

お店は、「陽のあたる道」という名前らしく日当たりも良く明るい雰囲気となっています。

定番ブレンドは、「陽のあたる道ブレンド(中深煎り)」です。

優しい薫りのするブレンドで、味も多少の苦みはありますがクセが少なくマイルドな感じがします。

Vol.1で紹介させていただいた、「アランチャートブレンド」と全然違います・・・!

「アランチャートブレンド」は、薫りも苦みもかなり強いブレンドで豆の力強さを感じましたが、「陽のあたる道ブレンド」は全体的に優しい味わいでした。

コーヒーが苦手な方でも、非常に飲みやすいブレンドだと思います。私自身も優しい気持ちになれる、美味しいコーヒーでした。

 

また、ケーキなどのスイーツもございますのでコーヒーと一緒に楽しむこともできます。

 

マスターはもともと生命保険会社に勤務なさっていましたが、55歳の時に会社が募る早期退職に手を挙げセカンドライフとして好きだったコーヒーへの道を決めたそうです。

さらに、音楽好きでもあったことから「本を読んだり音楽を聴いたりしながら、コーヒーを飲むことでリラックスできる空間をお客様に提供したい」という想いで前述の「小さな音楽会」も開催なさるようになったそうです。

 

私も、コーヒー以外の趣味はアコースティックギターを弾くことなので私にとっても好きなものに触れ合い、癒しをもらえる本当に素敵なお店です。

コーヒー、音楽好きの方は是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

次回は、東京都足立区保木間にある「north node coffee」を紹介します。

 

参考:「自家焙煎珈琲店 陽のあたる道」公式ホームページ

https://www.hinoatarumichi.com/

 

 

Vol.1 「太陽の光に導かれて」

皆さんこんにちは。zawashochan58です。

 

だんだんと暖かい日も多くなり次第に春がやってくるこの頃、新生活や新学期がもうすぐ始まりますね。

そんな春の訪れとともに、この「バッハの旅」の記事も掲載スタートします。

 

記念すべき第1弾は、私がコーヒーにハマるきっかけとなった原点ともいえるお店をご紹介します。

 

今回のお店は、東京都世田谷区奥沢にある「ロースターカフェ・アランチャート」です。

アランチャート(Aranciato)とは、イタリア語でオレンジ色という意味があるそうです。そして、お店のロゴにはオレンジ色の意を表す「太陽」が描かれています。

コーヒー豆は太陽の光を浴びて成長します。

アランチャートのマスターは、この太陽の恵みを浴びたコーヒーによってお客様に楽しんでもらいたい、という想いで「アランチャート」と名付けたそうです。

今回のブログのタイトルも、読者の方に太陽の光に導かれてこのお店に行ってみてほしい、という意味を込めました。

 

お店の雰囲気は、外観から内観まで落ち着いていてどこか温かさが感じられます。

このお店の定番は、「アランチャートブレンド」です。私がM2の時に初めてここのお店に訪れたのですが、飲んだ時に「美味しい・・・!」と心から感じたことを今でも覚えています。

中深煎りのブレンドで、強めの苦みと多少の酸味がバランスよく混ざり合っていて、コーヒー好きの方には非常にお勧めです。さらに豆の薫りにも強さがあり、豆自体の力強さと酸味との絶妙なコンビネーションが感じられます。

ちなみにお店のコーヒーは、「深煎り・中深煎り・中煎り・浅煎り」とバリエーションも非常に豊富です。(私のお気に入りは、深煎りの「ペルー・エルパルゴマウンテン」です。)

また、ガトーショコラやチーズケーキなどのスイーツも充実していて、私自身ここのお店にたくさんの癒しを貰っています。

 

マスターはコーヒー人生一筋38年が過ぎ、大手フルサービスコーヒー店勤務の後、このお店を奥沢に出して今年で27年になるそうです。

昨年、社会人デビューを果たしここのお店に通い始めてからもうすぐ1年が経過しますが、マスターとはお店で色々な会話を交わすような仲になりました。

「バッハの旅」を書こうと思ったのも、バッハグループの様々なお店を旅してみたいと思ったのも、ここのお店とマスターと出逢うことが大きなきっかけとなりました。

アランチャートのお店とマスターには、心から感謝、感謝、感謝・・・と感謝しきれないくらいの想いでいっぱいです・・・!

 

初回の記事から結構長くなってしまいましたが、太陽の光が導いてくれた美味しいコーヒーが味わえ、マスターの温かさも感じられる、そんなお店です。

是非、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

次回は、横浜市鶴ヶ峰にある「陽のあたる道」を紹介します。

 

参考:「ロースターカフェ・アランチャート」公式ホームページ

http://cafe-aranciato.stores.jp/

 

 

 

Vol.0 「旅の始まり」

始めまして、zawashochan58と申します。

 

突然ですが、皆さまはコーヒーはお好きでしょうか。

私は、大学院で学生食堂でのコーヒーをお昼に飲む習慣ができたことがきっかけでコーヒーに興味を持ち始めました。

そして、社会人になってから東京都台東区にある「カフェ・バッハ」グループの一店舗である自家焙煎の珈琲店に通いつめるようになり、コーヒーの美味しさや淹れ方による味の変化、その面白さなどに気付きました。

 

コーヒーは人と人を繋ぎ、日々の生活を豊かにしていきます。

生活の一部としてコーヒーを取り入れることで、日々新しい発見をすることにも繋がります。

 

本ブログでは、「カフェ・バッハ」グループの珈琲屋を巡る記事を「バッハの旅」と題して載せていきます。

ブログの中では、お店のコーヒーの味の個人的な感想を記載するとともにお店の紹介や、それぞれのお店のマスターの簡単なご経歴(珈琲店開店までに至った経緯)などを記載します。

 

それぞれのお店には、それぞれの物語があります。その物語は、それぞれのお店にとって特別なものであり、1つ1つが異なる輝き方をしています。

コーヒーも同じように、1つ1つが全く異なった味わいをしています。違った味わいに触れることにより、自分自身の世界観も広げることができると私は感じております。

 

コーヒーを巡る旅を通して、よりコーヒーが好きになったという方や、コーヒーに興味を持ったという方が少しでもいらっしゃったら幸いです。

 

参考:「カフェ・バッハ」公式ホームページ

https://www.bach-kaffee.co.jp/